胃がん

胃の全摘・切除による影響について押さえましょう(1)

排出が早いとダンピング症候群や下痢を起こします。ダンピング症候群は胃切除患者の約20%に認められるとされ、早期ダンピング症候群と後期ダンピング症候群に分けられます。早期ダンピング症候群は食後15~30分で起きる浸透圧による循環血漿量減少です。症状として嘔気、嘔吐、下痢などの胃腸症状と発汗、動悸、顔面紅潮などの血管運動症状を来す患者がいます。後期ダンピング症候群は食後数時間で起きるインスリン分泌による低血糖発作です。多くは保存療法として少量頻回の食事、高繊維・タンパク食、低炭水化物食とすることで徐々に回復するとされています。
胃がん

胃の働きについておさらいしよう

胃の運動には推進運動と混和運動の2つがあります。胃内に食物が入って胃壁が親展されると、その刺激で蠕動反射による蠕動運動が誘発されます。伸展刺激の口側に収縮輪を生じ、肛門側が弛緩することによって食物塊や消化液が肛門側に排出されていく運動を、推進運動といいます。
ねんど専門薬剤師

胃の構造 by ねんど工房「TAKUMI」

ねんど工房「TAKUMI」で胃のねんど模型を作ってみました。
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ねんど専門薬剤師

胃がん関連シリーズ開始に伴い NEWキャラクターご紹介

明日より胃がん治療シリーズを開始します。胃がんの病態や薬物療法、薬物動態、服薬指導のポイント、薬学的介入のポイントをお伝えしていきます。ねんど工房「TAKUMI」よりNEWキャラクターをご紹介します。名前は、「いいー感じくん」です。
免疫チェックポイント阻害薬

irAE(免疫介在性有害事象)を早期発見・対応するために

免疫チェックポイント阻害薬による有害事象として、irAE(免疫介在性有害事象)があります。免疫チェックポイント阻害薬は、免疫機能を活性化することで抗がん作用を示します。骨髄抑制、悪心・嘔吐、脱毛など従来からある殺細胞性の抗がん剤よりも格段に副作用の発現は低いですが、中には重篤な症状を引き起こす副作用があります。
押さえておきたい基本的知識

ARONJ(骨吸収抑制薬関連顎骨壊死)への対応

ビスホスホネート製剤や抗RANKL抗体を投与中のがん患者さんが、抜糸や歯科治療を行うことで、ARONJのリスクが高まるとされています。顎骨壊死に関するポジションペーパーが日本口腔外科学会から、重篤副作用疾患別対応マニュアル(骨吸収抑制薬に関連する顎骨壊死・顎骨骨髄炎)が厚労省から出ておりますので是非、ご確認いただければと思います。
実際にやってみた!シリーズ

「爪をスクエアカットにしましょう」を実際に自分でやってみました(1)

抗EGFR抗体やチロシンキナーゼ阻害薬を投与されている患者さんへの生活指導として、「爪を切る時は、スクエアカットにして下さい」と指導されていると思います。患者さんに指導しても、実際にやってみないとわからないこともあるかと思いまして、スクエアカットをやってみました。
押さえておきたい基本的知識

多量の腹水や胸水がある患者さんに禁忌の抗がん剤は?

抗がん剤のレジメンを検討する際に、患者さんに腹水や胸水がある場合は事前に投与の可否について十分に検討が必要です。 腹水は、腹膜転移を起こしやすいがん種である卵巣癌、胃癌、膵臓癌、子宮癌に起こりやすく、胸水は、肺癌、乳癌、リンパ腫、卵...
押さえておきたい基本的知識

味覚障害の原因は?抗がん剤?もしかしたら亜鉛不足かも・・・

抗がん剤治療中の患者さんが、味覚異常や嗅覚異常を訴えることがよくあります。味覚異常や嗅覚異常が発現すると、食欲が減退し、摂取できるエネルギーが低くなり、体重が減少することになり、治療がうまくいかないことにつながります。
実際にやってみた!シリーズ

オブラートで薬をのんでみよう

お薬が苦くていやだ、粉薬が飲みにくいと訴える患者さんにお会いすることがあります。そんなときオブラートで飲んでみることをおすすめしましょう。
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