押さえておきたい基本的知識味覚障害の原因は?抗がん剤?もしかしたら亜鉛不足かも・・・ 抗がん剤治療中の患者さんが、味覚異常や嗅覚異常を訴えることがよくあります。味覚異常や嗅覚異常が発現すると、食欲が減退し、摂取できるエネルギーが低くなり、体重が減少することになり、治療がうまくいかないことにつながります。 2021.03.12押さえておきたい基本的知識薬学的介入例
薬学的介入例ペメトレキセド関連レジメンに対する薬学的介入 (その3) ペメトレキセド投与後に発疹が発現する患者さんがいます。医薬品添付文書には非小細胞肺癌に対する国内第II相試験における皮疹の発現率は、73.8%との記載があります。海外第Ⅲ相臨床試験:アリムタ単独投与のドセタキセル単独投与に対する非劣性の検... 2021.03.10薬学的介入例薬薬連携について
薬学的介入例抗がん剤投与後の倦怠感はステロイドの離脱症状? 抗がん剤治療中での悪心・嘔吐については、過去の記事の悪心嘔吐への対応(1)と対応(2)を是非、ご参照下さい。患者さんが悪心・嘔吐や食欲不振と共に倦怠感を訴えておられたら、もしかしたらそれは前投薬の中のステロイドの影響かもしません。 2021.03.09薬学的介入例
薬学的介入例ペメトレキセド関連レジメンに対する薬学的介入 (その2 相互作用) ペメトレキセド(商品名:アリムタ)を投与しているときに、注意すべき薬剤があります。それは非ステロイド性抗炎症剤でイブプロフェン等が該当します。ペメトレキセドの添付文書の相互作用の項目に、「非ステロイド性抗炎症剤を使用すると、ペメトレキセドの血中濃度が増加し、副作用が増強するおそれがあるので、併用療法を行う場合には、頻回に臨床検査を行うなど患者の状態を十分に観察すること。」とあります。 2021.03.08薬学的介入例薬薬連携について
薬学的介入例ペメトレキセド関連レジメンに対する薬学的介入(その1) ペメトレキセドは葉酸に分子構造が類似している葉酸代謝拮抗剤である。 プリンおよびピリミジンの合成に使用される3つの葉酸代謝酵素、チミジル酸合成酵素、ジヒドロ葉酸還元酵素 (DHFR)、グリシンアミドリボヌクレオチド・ホルミル基転移酵素 (GARFT) を同時に阻害することにより作用します。 副作用軽減のため,葉酸及びビタミンB12 の投与が必須です。 悪性胸膜中皮腫と非小細胞肺がんのうち非扁平上皮がんに対して適応があります。 2021.03.07薬学的介入例薬薬連携について
薬学的介入例マルチキナーゼ阻害薬による皮疹に対する介入 手足を実際に確認します。皮膚の状態はどうか、乾燥していないか、足の裏はどうか、角質があるか、足の裏を刺激する履物をはいているかどうか確認しました。健康サンダルを履かれる方がよくいますが、刺激により手足症候群を誘発する恐れがあるため、足を圧迫しない履物にしてもらいました。足白癬の疑いと厚い角質が見られたため皮膚科への受診を主治医へ依頼し、服用開始に備えていただきました。 2021.03.06薬学的介入例薬薬連携について
切除不能・進行再発の化学療法Late line(後方ライン)の抗がん剤治療について 抗がん剤治療において標準治療とされる治療法が確立され、エビデンスに基づいた1次治療、2次治療、3次治療と治療が実施しされています。どこからかがLate lineかという定義が難しい場合がありますが、後の方で行う治療を指していると思われます。Late line治療に臨む患者さんに接する際に私が気を付けていることをご紹介します。 2021.02.27切除不能・進行再発の化学療法大腸癌押さえておきたい基本的知識薬学的介入例
押さえておきたい基本的知識この症状はコロナ?抗がん剤の副作用? 型コロナウイルス感染症COVID19診療の手引きには、上記のように経過について書かれています。症状が発現する順序って決まっているのしょうか。抗がん剤治療を受けている人で、味覚障害や発熱、下痢を訴えるひとがいますが、新型コロナウイルスによるものか、抗がん剤によるものか鑑別はどうしたらよいでしょうか。 2021.02.18押さえておきたい基本的知識薬学的介入例
押さえておきたい基本的知識もし自分が がんになったら 薬学生への実習のひとつとして、「がん告知」と「死生観」について考えてもらっています。がん患者さんとの服薬指導の途中で、ふいに「私ってもうどのくらい生きられるのかしら」と言われたらどう答えますか?突然そんなことを言われたらびっくりしますよね... 2021.02.17押さえておきたい基本的知識薬学的介入例