胃癌の手術後の患者さんへの服薬指導ポイント(1)
影響についてまとめると、貯蔵臓器のとしての胃の機能が損なわれる:運動低下による症状として、逆流型(胸焼け、つかえ感)、運動不全型(腹部膨満感、早期満腹感、悪心・嘔吐)、潰瘍型(心窩部痛)、腸症状(下痢、腹痛、腹鳴、放屁)が起こりうります。 排出が早いとダンピング症候群や下痢を起こす。早期ダンピング症候群は、嘔気、嘔吐、下痢などの胃腸症状と発汗、動悸、顔面紅潮などの血管運動症状を来します。後期ダンピング症候群は食後数時間で起きるインスリン分泌による低血糖発作を起こすことがあります。 その他、胃排出遅延とアルカリ性胃炎があります。