抗がん剤による副作用で最も重要なものの一つが骨髄抑制です。ゲムシタビンを例に挙げてみました。レジメンごとに最低値になるまでの期間と回復までの期間を把握しておくことは、治療を安全に進める上で非常に重要です。臨床試験での骨髄抑制回復までの期間を考慮して、休薬期間が定められています。
特に好中球数は感染との関連性がありますので、その流れを見ることは重要です。好中球数が回復する目安として、単球の増加がみられますので、この動きを押さえて、必要に応じて(ガイドラインを遵守)G-CSFの投与を考慮します。G-CSFの適正使用についてはガイドラインをご参照下さい。
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